令和5年産水稲の作付面積及び9月25日現在の予想収穫量

米穀 2023年10月16日

農水省は10月13日、令和5年産水稲の作付面積及び9月25日現在の予想収穫量を公表しました。それによると作付面積は153万1000ha(前年産に比べ1万4000ha減少)と見込まれる。うち主食用作付面積は124万2000ha(前年産に比べ9000ha減少)と見込まれる。

 9月25日現在の10a当たり予想収量は534㎏と見込まれる。また、作況指数は100と見込まれる。

 これは、田植期以降、全国的に5月下旬から6月上旬にかけて日照不足で推移したものの、その後 おおむね高温、多照で推移し天候に恵まれた地域がある一方で、6月から7月いかけての梅雨前線等による大雨や断続的な日照不足、7月から8月にかけての記録的な高温や少雨の影響が見込まれる地域があるためである。

 地域的で見ると、北海道は104の「やや良」、東北は太平洋側は「やや良」といいが、日本海側の秋田が97の「やや不良」、山形が100の「平年並み」となっており東北全体では101の「平年並み」、北陸は新潟が95、富山が98となり全体では97の「やや不良」、関東・東山が102の「やや良」、東海以西は「平年並み」となっている。

 主食用作付面積に10a当たり予想収量を乗じた予想収穫量(主食用)は662万4000トン(前年産に比べ7万7000トン減少)と見込まれる。