米に関するマンスリーレポート(令和3年10月)が公表されました
米穀 2021年10月12日
農水省は10月12日、米に関するマンスリーレポート(令和3年10月)を公表しました。今回は9月25日現在の3年産米の作柄概況も含まれています。
それによると、3年産米の水稲の作付面積は156万4000haで、前年産に比べ1万1000haの減少が見込まれる。うち、主食用作付見込面積は130万3000haで、前年産に比べ6万3000haの減少が見込まれる。
予想収穫量(主食用)は、700万2000トンで、前年産に比べ22万4000トンの減少が見込まれる。7月指針では693万トンを見込んでいたので7万トン増となる予定。農水省の主食用の需要量は703万トンを見込んでいるのでほぼ均衡するものの220万トン程度の民間在庫は減少しない可能性がある。
地域別の作柄では、北海道が作況指数108の「良」、東北が同102の「やや良」、関東東山が同101の「平年並み」、北陸・東海が98の「やや不良」、近畿・中国・四国が99の同「平年並み」、九州が96の「やや不良」となっている。全国的には同100の「平年並み」が見込まれている。
作柄については、6月下旬から7月上旬の日照不足、8月中旬からの低温、日照不足等の影響がみられる地域がある一方で、北海道及び東北においては、全もみ数が平年以上に確保され、登熟も順調に推移していると見込まれている。
県別で目立っているのは、新潟が96で「やや不良」、北海道が108で「良」、青森が102,岩手が103、秋田が102,山形が104の「やや良」だろう。特に新潟は「実際はもっと悪いのではないか」との話も聞こえてきている。
米に関するマンスリーレポート(令和3年10月) (2362KB)